家庭菜園-秋-黒えだまめ
黒えだまめ豆類《マメ科》原産地:東アジア
黒大豆の未熟な若マメ。「畑のお肉」と言われ、高タンパクで、
ビタミンAやビタミンB1、食物繊維が豊富で、味よし、色もよし。
栽培カレンダー
栽培のポイント
- マメ類の根には空気中の窒素を取り込んで、自分の肥料分として利用する性質があるため、窒素肥料が多いと茎葉が繁りすぎて子実の着きが悪くなる。
- 品種によって花芽分化の特性が異なり、早生種は感温性、晩生種は感光性であるため、作型にあった品種を選び、適期には種する。
作り方
- 育苗管理:
- 育苗する場合、は種は4~5cm間隔に行い、早まきする場合はトンネルなどで保温しながら育苗する。また、育苗期間中も鳥獣対策を行う。
- 本ぽ管理:
- 前作の施肥状況によって苦土石灰等を施用し、土壌酸度を矯正する。
- 施肥:
- 早生種の施肥は、元肥として1㎡当たり化成13号を200g施用して、全面混和する。
- 晩生種の施肥は、元肥として1㎡当たり化成13号を100g施用して、全面混和する。
- 前作が野菜の場合は窒素過多とならないように減らす。
- うね立て:
- うね幅は早生種で120cm、晩生種で100cmとし、高さ20cmのうねを立てる。
- は種(直播きの場合):
- 1ヶ所に1~2粒ずつ、は種する。また本葉1枚の頃、1本に間引く。鳥害回避のため、不織布等ベタがけ資材を本葉が出るまで被覆する。
- 定植:
- 早生種は株間25cm、条間40cmの2条植えとする。
- 晩生種では株間40cmの1条植えとする。
- 植え傷み防止のため、本葉1~2枚の頃までに定植する。
定植後の管理
- 土寄せ:
- 本葉2枚までに倒伏防止等を目的に土寄せを行う。
- 本葉2枚までに倒伏防止等を目的に土寄せを行う。
- 追肥:
- 開花初期に神徳特号を1㎡当たり20g施用する。なお、葉色が濃い場合、追肥は不要である。
- 開花初期に神徳特号を1㎡当たり20g施用する。なお、葉色が濃い場合、追肥は不要である。
- かん水:
- 定植時は活着のため、十分かん水する。開花初期には不稔防止のため、うね間かん水を行い、子実の肥大を促す。
- 摘心:
- 晩生種では、子実の肥大や倒伏防止のため、本葉5~6枚時に摘心して、わき芽を伸ばしてサヤの着きを良くする。
- 収穫:
- 開花後40~50日頃が目安。普通えだまめはサヤの大部分が充実し、サヤ色が薄緑から鮮緑の残っている頃に収穫できる。一方黒えだまめは、サヤが薄黄色に熟し、子実が少し黒みを帯びた頃に収穫すると風味が増す。収穫適期は3~4日と短く、適期を過ぎると過熟になり品質が落ちる。
病害虫でお困りの際は、お近くのJA大阪北部・購買店舗または能勢営農経済センターへお問い合わせください。