家庭菜園-秋-ごぼう

ごぼう根菜類《キク科》原産地:地中海沿岸、西アジア

外国原産の植物だが、日本で初めて作物化されたもの。
繊維質が多く、胃腸の洗浄や良性の細菌を増やす効果がある。

栽培カレンダー

栽培のポイント
  • 栽培には日当たりが良く、排水が良好で耕土が深い畑が適している。
  • 生育適温は20〜25℃で、種子の発芽には変温の効果が高く好光性である。
  • 連作障害すると極端に生育が悪くなり収量が減るため、3〜5年の輪作をする。
  • 一定の太さになると、低温と長日の影響で花芽が分化して、とうが立つ(抽台)。抽台の早晩性は品種による。秋まき春どりの作型では、抽台しにくい品種を選ぶ。
作り方
  • 品種:
    • 山田早生、渡辺早生、高山ごぼう(豊能町高山の伝統品種)、滝野川(晩生種)
  • 施肥:
    • 1㎡当たり完熟堆肥を2kg、苦土石灰を100g施用し、土壌酸度を矯正する。元肥は大阪北部エコ有機3号を100g施用する。
  • うね立:
    • 元肥施用後、できるだけ深く耕し、幅60cm、高さ20〜25cm以上のうねを立てる。ごぼうの種子は発芽しにくいので、水に一晩浸しておく。
      また、発芽には光が必要な種子のため、覆土は厚くならないようにする。
  • は種:
    • 約4〜5cmの間隔で2〜3粒ずつ点播きし、切りわらや土で軽く覆土をする
  • 間引き:
    • 本葉が1〜2枚頃と3〜4枚頃の2回、間引き作業を行い、株間を約10cm間隔にする。間引きは、生育が中くらいのものを残すようにし、生育が悪いもの、葉の大きいものは間引く。
  • 追肥:
    • 肥料不足になると、す入りになったり空洞になるので、追肥は生育に合わせて、本葉が4〜6枚頃と、さらに40〜50日後の2回に分けて行う。1㎡当たり大阪北部エコ有機3号100gをうねの肩の部分にまき、追肥と合わせて軽く中耕して土寄せを行う。
  • 収穫:
    • ごぼうの収穫期は幅が広い。早生種では、は種後150日くらいで収穫適期になるが、根径が1〜2cm程度の頃から収穫を始める。なお、収穫後、保存する場合は、出荷まではビニールで覆って乾燥させないようにする。

病害虫でお困りの際は、お近くのJA大阪北部・購買店舗または能勢営農経済センターへお問い合わせください。