家庭菜園-春-ふき
ふき葉茎菜類《キク科》原産地:日本
数少ない日本原産の野菜で、家の庭先や木陰、畑の片隅などに植えておけば、
あまり手を掛けなくても毎年採り続けられる。
通常は葉柄を食べるが、早春に採れるフキノトウの苦みある独特な味も格別。
栽培カレンダー
栽培のポイント
- 乾燥に弱いため、保水力のあるほ場を選ぶ。水がたまると根腐れを起こすので、高うねにして排水をよくする。
- 夏の強い日差しを嫌うので、木陰など半日陰に植える。日当たりの良い場所では遮光資材を用いたりして陰を作る工夫をする。
- 細根が浅いところに張っているので、肥料は根やけを起こさせないものを適量与える。
作り方
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- 品種:
- 大阪農枝育成1号、愛知早生、水ふき
- 畑の準備:
- うね幅60cm、株間40cm、2条植え。1㎡当たり約8株。
- 施肥例(1㎡当たり)
- 元 肥
- ◎堆 肥:2kg
- ◎苦土石灰:80g
- ◎菜種油粕:200g
- ◎大阪北部エコ有機3号:200g
- 定植:
- 暑さに弱いため生育適温の20℃前後の9月中旬以降に行う。種茎は病害虫に侵されていないものを、長さ20㎝程度に切り分けて植え付け、覆土は5㎝位にする。植え付け後は、乾燥させないように敷きわらをする。新しい茎が発生してくるまでは、乾かさないようにかん水を行い、完全に活着するように努める。
- 追肥:
- 1㎡当たり大阪北部エコ有機3号200g施す。1回目は定植2週間後に、2回目は12月の収穫後にうねの上に施す。
- 収穫:
- 葉柄の長さが50~60㎝になったら早朝気温の低い時に、地際から鎌で刈り取る。生長が早いため、早めに収穫を始める。一度植え付けたら4~5年以上もそのままで収穫し続けられるが、品質の良いものを作るには、2~3年で植え替えする。
- 品種:
病害虫でお困りの際は、お近くのJA大阪北部・購買店舗または能勢営農経済センターへお問い合わせください。