家庭菜園-春-たまねぎ
たまねぎ根菜類《ユリ科》原産地:地中海沿岸、中央アジア
独特の香りと刺激臭は肉や魚の臭みを消し、また甘みを増し、多くの料理に使われる。
生食にも向き、現在年間の消費量が最も多い野菜。
栽培カレンダー
栽培のポイント
- 球は、長日で温度が上がると肥大する。しかし品種により差があり早晩性が決まる。
- 秋に早まきして生長した大きな苗で越冬すると、春のとう立ち(抽台)が増える。品種ごとの、は種適期があるのでそれを守る。
- 追肥が遅れると、球の肥大・成熟が遅れたり、貯蔵性が悪くなる。
作り方
育苗
- 品種:
- 早生品種:マッハ、ソニック、七宝早生、貝塚早生など。
- 中生品種:ターボ、ターザン、OL黄、さつきなど。
- 中晩生品種:淡路中甲高、アタック、七宝甘70、ニューもみじなど。
- 一般的には、早生よりも中生、中晩生の方が強健で収量が多い。辛みの少ない生食用に、赤紫色系の湘南レッド、早生湘南レッドなど。
- 苗床(1㎡当たり):
- は種2週間前に、堆肥2kg、苦土石灰100g、神徳特号200gを全面にまいて、耕うんし、うね幅120㎝の苗床を作っておく。
- は種(あくまでも目安で、品種により異なるので注意する):
- 早生品種:9月8日~10日頃
- 中生品種:9月15日~20日頃
- 中晩生品種:9月23日~10月15日頃
- 苗床に5~6㎝間隔で条まきする。は種後は、軽く押さえて切りわらか土で薄く覆土し、さらに寒冷紗等でべた掛けし、発芽を揃える。発芽が始まれば、早めに寒冷紗を取り除く。本葉2枚頃までは、晴天の日にかん水をする。
- 間引き:
- 苗の混みすぎた所を間引き、条間の土を軽く耕うん・除草し、苗が倒れないように株元に土寄せをする。
本ぽ
- 定植準備(1㎡当たり):
- 定植2週間前に、元肥として苦土石灰100g、神徳特号50g、ようりん20gを全面に施用して、幅90㎝のうねを立てる。
- 定植:
- 早生品種は10月下旬、中生品種は11月、晩生品種は11月中旬~12月に、株間12㎝、条間25㎝の2条に植えて、かん水し活着を促す。苗は本葉3枚で、苗地際の径が4~5㎜程度のものを、浅植えする。
- 追肥(神徳特号を1㎡当たり):
- 1回目:定植後20日頃に50g
- 2回目:1月中旬~下旬に50g
- 3回目:3月上旬~中旬に50g
- 収穫
- 地上部が70%程度倒伏した晴天日に行う。
病害虫でお困りの際は、お近くのJA大阪北部・購買店舗または能勢営農経済センターへお問い合わせください。