家庭菜園-春-じゃがいも
じゃがいも根菜類《ナス科》原産地:南アメリカ
3ヶ月半で種イモの15倍も収穫できる。品種も多彩になり用途も多い。
栽培カレンダー
栽培のポイント(春作)
- 無病の種イモを使う。(主な品種は、男爵、メークイン、キタアカリ)
- 水はけの良いところで栽培する。
- 春作は、生育を早めるとともに、雑草防除を兼ねてマルチした方が良い。
- 収穫は茎葉が枯れはじめて、土が乾いている時に行う。
- 収穫が遅れるとイモは大きくなるが、品質が悪くなり貯蔵性が劣る。
- 掘ったイモは、冷暗所で貯蔵し光に当てない。
作り方(春作)
- うね幅:
- 1条植:80cm 株間:30cm
- 2条植:120cm 株間:30cm(千鳥植)。
- 種イモ準備:
- 芽の出具合を見ながら、一片が30~40gで、芽が2~4個あるように切る。切ったイモは1~2日陰干しして、切り口が乾いてコルク化してから植える。
- 植え付け:
- 深さ5~10cmで芽を上に向けて植え付ける。特に霜に弱いので、早植えの場合は、やや深めに植える。
- マルチ被覆:
- 植え付け後、一度雨に当て、その後うね全面にマルチをする。芽が伸びてきたら、暖かい日にマルチを破って外へ芽を出してやる。
- 芽かき:
- 本葉3~4枚になり霜の心配がなくなったら、太い芽を2本程度のこす。
- 施肥例(1㎡当たり)
- 元 肥(マルチ被覆の場合は全量元肥)
- ◎堆 肥:1.5kg
- ◎ようりん: 20g
- ◎神徳特号:150g
栽培のポイント(秋作)
- 栽培期間が短いので、休眠の短い品種を選ぶ。(主な品種は、デジマ、ニシユタカ、農林一号)
- 生育が早いので、肥料は元肥中心とする。
作り方(秋作)
- うね幅・株間:
- 春作と同じ。
- 種イモ準備:
- 高温期の植え付けになるので、種イモが腐らないようにする。
- ①種イモを明るい室内に並べて緑化させる。
- ②植え付け2日前に切り、涼しい所で乾燥させる。
- 植え付け:
- 8月下旬~9月。
- 高温期の植え付けのため、わらなどで覆い地温の上昇を防ぐ。
- 朝夕の涼しい時に、深さ5~10cmで芽を上にして植え付ける。
- 芽かき:
- 芽が10cm位伸びた頃に丈夫な芽を1~2本残す。
- 土寄せ:
- 1回目:芽かき後
- 2回目:1回目芽かきの20日後(土寄せが浅いと、緑色のイモになってしまう)
- 施肥例(1㎡当たり)
- 元 肥
- ◎堆 肥:1kg
- ◎ようりん: 40g
- ◎神徳特号:100g
- 追 肥(2回目の土寄せ時)
- ◎燐加安14号:30g
- 病害虫でお困りの際は、お近くのJA大阪北部・購買店舗または能勢営農経済センターへお問い合わせください。