家庭菜園-夏-モロヘイヤ
モロヘイヤ葉茎菜類《シナノキ科》原産地:中近東
アラビア語で「王家の野菜」。
カルシウム、ビタミンB1、B2が豊富な健康野菜。くせのない味で、刻むとぬめりが出る。
栽培カレンダー
栽培のポイント
- 熱帯原産の高温性の野菜で、発芽適温は25~30℃、生育適温も20℃以上と高く、露地栽培では十分に気温が上がってから栽培する。
- 早く植える場合は、マルチやトンネルなどの保温が必要。
- 暑さには強いが乾燥には弱いので適度な水やりを心がける。
作り方
- 苗作り:
- 遅霜の心配のなくなった5月上旬に、9cmのポリポットに5~6粒は種する。種が小さいので覆土は1~2mmくらいの厚さで、丁寧にかける。苗が育つにつれて、間引いて一本にする。本葉5~6枚くらいになった頃に植えつける。
- 畑の準備:
- うね幅100cm、株間45cm、2条植え
- 施肥例(1㎡当たり)
- 元 肥
- ◎堆 肥: 2kg
- ◎苦土石灰:400g
- ◎乾燥鶏糞:500g
- 追 肥
- ◎収穫開始後、20日おきに神徳特号を30g程度施す。
- 定植:
- 高さ10cmの低めのうねを立て、株間50cmに定植する。風当たりの強い所では仮支柱を立てて支える。
- 管理・収穫:
- 土が乾くと生育、品質ともに悪くなるので、
乾燥するようならかん水する。草丈が50cmくらいに伸びたら、摘心して側枝を伸ばす。これを怠ると、まっすぐ上に伸びて草丈が2mにもなり、収穫しづらい上に倒伏しやすく、収量も落ちるようになる。わきから新芽が次々と伸びるので、先端から10cm程度の柔らかい茎葉を順次収穫する。
- 【注意】9月に入ると、黄色い花が咲き、細長いさや状の実がなる。茶色く変色したら、中にたくさん灰緑色の種子が入っているので、来年のは種に利用できる。なお、種子は有毒なので食べないようにする。
- 土が乾くと生育、品質ともに悪くなるので、
- 病害虫でお困りの際は、お近くのJA大阪北部・購買店舗または能勢営農経済センターへお問い合わせください。