家庭菜園-夏-オクラ
オクラ果菜類《アオイ科》原産地:東北アフリカ
日本では初め観賞用として栽培。刻んだ時にぬめぬめした粘り気が出るが、
この粘り気の正体は食物繊維で、コレステロールを減らす効果をもっている。
栽培カレンダー
栽培のポイント
- 種皮がかたく吸水しにくいうえ、発芽適温が高いので、早まきは避ける。早まきや早植えをする場合は、トンネルなどでの保温が必要。
- 少々畝が乾いても葉がしおれないので、水不足に気づかないことがある。肥料不足と乾燥は、生長が悪くなり、品質の低下を招くので注意する。
- 葉が大きいので株間を広くしがちだが、密植にして増収を図る。
作り方
- 畑の準備:
- うね幅90cm、株間35cm
- 施肥例(1㎡当たり)
- 元 肥
- ◎堆 肥: 2kg
- ◎苦土石灰: 80g
- ◎ようりん: 20g
- ◎神徳特号: 150g
- 種の準備:
- 種の皮が硬いので、種は一昼夜水につけてからまく。浮いた種は捨てる。
- 種まき:
- 早くまきすぎると低温で芽が出ず、種が腐ったり、初期の生育が悪くなったりする。
一般には4月下旬~5月上旬に種をまく。1ヶ所に4、5粒まき、1㎝の厚さに土をかける。
- 早くまきすぎると低温で芽が出ず、種が腐ったり、初期の生育が悪くなったりする。
- 間引き:
- 本葉が2枚のころ、1ヶ所2株に間引く。間引く株は地際からハサミで切り取り、残す株の根を傷めないようにする。
- 追肥:
- 生育初期から茂り過ぎないようにするため、追肥は開花始めごろから15~20日間隔を目安に神徳特号50g~60g(1㎡当たり)施す。
- わき芽かき・摘葉:
- 株元からわき芽が出てきたときは、主枝の生長を妨げないように早めに摘み取る。また、収穫が進んできたら、不要な下葉を摘み取って株元の風通しを良くする。
- 土寄せ・敷きわら:
- 梅雨明け後には畝の乾燥を防ぐため、わらや枯れ草を畝全体に敷いておく。
- 収穫:
- 開花後7~10日くらい、長さ6~7cmくらいの幼果を収穫する。1日遅れるだけで、硬くなるので注意する。
- 病害虫でお困りの際は、お近くのJA大阪北部・購買店舗または能勢営農経済センターへお問い合わせください。