家庭菜園-冬-芽キャベツ
芽キャベツ葉茎菜類《アブラナ科》原産地:ヨーロッパ
18世紀末、フランスやイギリスの菜園で栽培が進んだ。
茎が伸び、わき芽が結球するようになったキャベツの変種。ビタミンCはキャベツの3倍で栄養に富む。
栽培カレンダー
栽培のポイント
- キャベツよりも寒さに強いが暑さには弱く、13~15℃でよい結球ができる。
- 湿害や風害に弱いので畑の選定と対策を十分する。
- 栽培期間が長いので、肥切れさせないように数回に分けて追肥する。とくに下の方のわき芽が結球し始めるころに十分肥料を吸収させる。
作り方
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- 苗作り:
- 育苗箱に8~9㎝間隔にすじまきし、軽く覆土し、敷きわらをして、十分かん水する。は種時期が真夏なので寒冷紗をして暑さを防ぐ。種まき後2~3日で発芽するので早めに間引く。
- 移植床を準備し、移植10日前に1㎡あたり堆肥2㎏、苦土石灰120g、ようりん50g、神徳特号60~80g施用し耕うんしておく。本葉2枚のときに移植床に12×12㎝の間隔で移植し、十分かん水して日よけする。本数が少ない場合は3号ポリポットに移植してもよい。
- 畑の準備:
- うね幅75cm、株間45cm、条間40cm。1㎡当たり約3株。
- 施肥例(1㎡当たり)
- 元 肥
- ◎堆 肥:1.5kg
- ◎苦土石灰:150g
- ◎神徳特号:200g
- 定植:
- 本葉6~7枚の苗を植え付ける。乾燥防止のため、うね全面に敷きわらをして生育を促す。収穫が始まるまでに株を大きくしておくことが、良品生産につながる。
- 追肥・土寄せ:
- 1㎡当たり神徳特号40g。茎の下の方のわき芽が結球し始めたころに1回目の追肥を行い、以後は1ヶ月間隔で追肥し、土寄せを行う(土寄せは10月末まで)。
- 葉かき:
- 生育が進むと茎が長くなり倒れやすくなるので、支柱を立てて、株にくくりつける。上の葉を10枚くらい残して、本葉で開いている下の方の葉は早めに葉柄4~5㎝残して切り取る。
- 収穫:
- 茎の下の方から順に結球していくので、球が2.5㎝くらいになり、かたくなったものから収穫していく。1株で80~90玉を目安に収穫。
- 苗作り:
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