家庭菜園-冬-ブロッコリー
ブロッコリー葉茎菜類《アブラナ科》原産地:地中海東部沿岸
栄養のバランスにすぐれ、特にビタミンCはレモンの2倍。
美容と健康に欠かせない代表的な緑黄色野菜として需要が増大。
栽培カレンダー
栽培のポイント
- 極早生種(シャスター等)は短期間で収穫するので、肥料は元肥を主体に初期生育を旺盛にして、出蕾までに十分な株をつくる。
- 中早生種(緑嶺、ハイツ等)は極端な早まき、遅まきは避ける。元肥をやや多めに施し、最後まで肥料が切れないようにする。
- 中晩生種(グリーンビューティー等)は生育期間が長いので、元肥と追肥の割合は半々とし、出蕾期以降も肥料が切れないようにする。
- 25℃以上では生育が劣り、5℃以下では生育が停止する。定植苗は必ず若苗を植える。
- 湿害に弱く、根腐れや枯死しやすいので、畑の排水を良くする必要がある。特に生育初期から中期にかけて湿害を受けやすい。
成功のポイント! |
大きく充実した花蕾を収穫するには、しっかりした茎葉を着けさせることが大切。そのため元肥の堆肥・肥料を十分に与えておく。 |
作り方
育苗(キャベツに準ずる)
- 苗床の害虫防除:
- ダイコンシンクイ(蛾)の幼虫が苗の生長点付近の葉や芯を食べて芯止まりとなる。そのため、は種後~発芽前に寒冷紗(2㎜目合)でトンネル被覆して、成虫の飛来、産卵を防ぐ。
本ぽ
- 植え付け(1㎡当たり):
- うね幅120㎝、株間40㎝、2条千鳥植え。
- 定植苗の大きさ:
- 本葉5~6枚の頃。(植え傷みを避けるため、苗床へ十分かん水して、根鉢を多くつけて植え付ける。)
- かん水:
- 定植が夏の乾燥期のため、植え付け後は活着と初期生育を促すため、十分かん水する。また花蕾の肥大期に乾燥すると、収量や品質が悪くなる。
- 施肥例(1㎡当たり):
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- 元肥は、定植10日前に全面に施用して、耕うん・うね立てをしておく。
- ※追肥は、肥料切れしないように速効性肥料を早めに施す。
- ※頂花蕾のみ収穫する作型では、頂花蕾が見え始めるまでに最終の追肥を終えるようにする。
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- 中耕・土寄せ:
- 涼しい気候になると、急速に生育が早まり倒れやすくなるため、中耕除草を兼ねて株元に土寄せを行う。
- 収穫:
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- 収穫適期は、冬でも7日程度と短い。花蕾周辺にすき間が出始めた頃行う。側花蕾を収穫する場合は、頂花蕾を収穫後、2回目の追肥を行う。
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病害虫でお困りの際は、お近くのJA大阪北部・購買店舗または能勢営農経済センターへお問い合わせください。