家庭菜園-秋-かぼちゃ
かぼちゃ果菜類《ウリ科》原産地:アメリカ大陸、熱帯アジア
室温での長期保存ができ、粘膜を丈夫にするカロテンや、抵抗力をつけるビタミンが含まれ、風邪にも強くなる栄養豊かな野菜。
栽培カレンダー
栽培のポイント
- 土壌病害や連作に強く、育てやすい。しかし、茎葉に発生する疫病に弱いため、畑の排水を良くする。
- つるがよく伸びるので、生育前半の整枝や誘引をていねいにする。
- 確実に実をつけるために、朝早く雌花の柱頭に雄花の花粉をつけてやる。
- 元肥が多過ぎると「つるぼけ」状態となり、果実のつきが悪くなる。着果後は、追肥をして肥料不足にならないようにする。
作り方
- 育苗管理:
- 普通は移植栽培を行う。しかし、4月以前に種をまく場合は、ビニールトンネル内で育苗する。晩霜の心配がなくなれば直まきも可能である。
育苗期間は、ポット育苗の場合で通常30~35日程度かかる。
- 普通は移植栽培を行う。しかし、4月以前に種をまく場合は、ビニールトンネル内で育苗する。晩霜の心配がなくなれば直まきも可能である。
- は種準備:
- 無病の土と完熟堆肥を混ぜてトロ箱や12cmポットに詰めた後、ビニール被覆して地温を高める。トロ箱の場合は条まきとし、12cmポットでは1粒ずつ種をまき2cm程度の覆土をする。育苗場所は、日当たりの良い場所を選ぶ。
- は種後の管理:
- 発芽後は徒長を防ぐため、かん水は少なくする。
発芽までの温度は25~28℃と高いが、発芽後は徐々に温度を下げて、日中22℃、夜間10~20℃を目安に管理する。
- 発芽後は徒長を防ぐため、かん水は少なくする。
- 畑の準備:
- 植付け1ヶ月前に、1㎡当たり完熟堆肥2kg、苦土石灰100gを入れて耕うんし、幅3mの広いうねをつくる。植付け10日前に、元肥としてうねの中央1m幅に、大阪北部エコ有機3号を100g施用し、混ぜておく。
- 定植:
- 本葉3~4枚頃が適期である。株間100cm程度とし、定植後は十分にかん水して敷きわらをする。晩霜の心配がなくなるまで、キャップかあんどんで霜除けをする
- 摘心、整枝:
- 本葉5~6枚の頃に親づるを摘心し、子づるは3~4本仕立てとする。
- 人工受粉:
- 着果を安定させるため、朝10時頃までに人工受粉をする。
- 摘果:
- 子づる4~5節に着果すると、草勢を弱めるので摘果し、8~9節に着果させる
- 玉返し:
- 奇形防止のため、収穫5~7日前に果実全面が着色するよう、果実の向きを変える。
- 追肥:
- 中耕をかねて追肥する。1回目は雌花が開く前に、第2回目は一番果が野球ボール大の頃、つる先に大阪北部エコ有機3号を、それぞれ1㎡当たり100gを施す。
- 収穫:
- 開花後45~50日たって、果梗がコルク化して、果実に爪がさしにくいほどに硬くなったときを見計らって収穫する。収穫が遅れても味が落ちる。
病害虫でお困りの際は、お近くのJA大阪北部・購買店舗または能勢営農経済センターへお問い合わせください。