〔5月中旬〕きぬむすめ 代掻き
晴天の実習田で今日は代かき(しろかき)の作業です。代かきとは、田んぼに水を張って、土をさらに細かくして、上の土と下の土を混ぜ合わせて、田んぼの表面を平らにする作業です。
代かきをする前の、水を張った田んぼです。水面より土が出ている場所があって、平らではないですよね。このまま田植えをすると、苗が浅く植わる場所と、深く植わる場所が出来てしまって、成長がバラバラになってしまいます。それを防ぐために、出来るだけ平らにする必要があるんです。代かきを行う大きな目的の一つです。
本日も新入職員頑張っています。今では機械に乗っての作業ですが、昔は牛や馬に馬鍬(まんが)を引かせて行っていました。ご年配の方は、「まんがかき」という呼び方の方がしっくりくるかもしれませんね。それとくらべるとずいぶん作業が楽になりました。
田んぼを平らにする作業の他にも、雑草を深く埋め込んで発芽を抑えたり、表面の土を柔らかくして苗を植えやすくする等、多くの効果があります。非常に大切な作業です。
機械の入らないところや、平らに出来ていない所はこのように人力で行います。
代かきが終わりました。水面から出ていた土がなくなり、平らになりました。いよいよ田植えを待つばかりです。