Category Archives: インフォメーション

定型約款について

当組合では、2020年4月1日 施行の改正民法に伴い、定型約款に該当する各種規定・約款を改正することと致しましたのでお知らせします。
 詳しくは、当組合ホームページに掲載しております各種規定・約款をご確認いただくか、窓口までお問合せください。


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◎定型約款

こころの食育 #01

「食育」は「こころの食育」ステージへ

ほんとうに大切な「こころのちから」を育てるために



国を挙げての「食育」から見えてきたもの

体育、知育、徳育の中心に食育を据えた「食育基本法」(2005年制定)から、はや17年。国の指針に基づく食育を授けた子たちも成人まぢか。そんな折、「こどもの幸福度ランキング」(ユニセフ報告書*1)にショックを覚えた方もおられただろう。なにせ総合順位は調査対象38カ国中20位。身体健康レベルは1位だが、「精神的幸福度」はワースト2(37位)!この結果は何を意味し何が原因か。
 まず「幸福度」は原文の「ウェルビーイング」を翻訳したもので「子どもの生活水準や心身の健康など、子どもの状況全体を表す」。精神的幸福度では「生活満足度が高い15歳の割合」と「15〜19歳の自殺率」の2つの指標を基にしている。その一つの「生活満足度」に対し、「満足している」と回答した割合は平均76%。日本、韓国、英国、トルコの4カ国は7割を切り、日本はワースト2位の62%。これはトップのオランダ(90%)と比較すると衝撃的。
 さらに問題は「15〜19歳の自殺率」。2018年度に自殺した児童生徒数は332人と1988年度以降最多を記録。前年比で82人増え、1.3倍。文科省の調査では「原因不明」が6割だが、警察庁の調査では、19歳以下の自殺における原因は「学校問題」が最多で、特に男子の場合は約4割を占める。昨年大きな問題になったが、日本の10〜14歳の子どもの死因の第1位が初めて「自殺」になり、15〜24歳の自殺率は先進国でワースト1である。
 日本の子どもの体格は立派になったが、こころは脆弱?人としてのこころの土台とか基礎が育っていない。確かに地球環境の異変や国際紛争、コロナ禍による生活障害や格差社会の問題など、負の要因が厚い壁に。過剰ストレス社会の影響もある。しかも『コロナ禍自殺8000人増』(令和2年〜今年6月にかけ、新型コロナウイルス感染症が流行した影響で増加した自殺者)最多は20代女性で、19歳以下の女性も多いという。(産経8月17日)


「食育」の真価が問われる「こころの食育」

子どもの生活満足度は、自己肯定感や友達関係が大きく関係する。学力偏重の教育風土を正す必要もあるが、学力や友達関係が悪くなる要因が経済的格差。コロナ禍で学力、体力、情緒や不安感の格差を広げた。子どもを評価する風潮を変え、多様な人材や価値観が認められ、報われるような社会変革が必要。子どもが一人の人間として、自身の考えや意見が尊重され、その子の人生に反映される社会を大人は用意するべきなのだ。
 一方、日本は「いじめ地獄」状態。子どもの7割がいじめの加害者で、8割が被害者(国立教育政策研究所の追跡調査)。一刻も早くいじめの構造的解決へ向かう時。「子どもの権利条約*2」にも謳われている子どもの「参加する権利」が、あらゆる面で重要。コロナ禍の状況は、誰もが未経験。未知のステージへは子どもと共に歩めば、必ずアイデアが生まれる。一斉主義を脱し、子どもも学校も多様を認める。子どもの声を聞き、あらゆる面で子ども参加が実現すれば、おのずと幸福度は上がるはず。
 子どもの幸福度を高めるため、僕は「おとなの食育」の経験上「こころが感動する食育」を提唱する。それは“脳で考える”食育ではなく、“こころで味わう”食育。食は心身の健康をつくるが、何よりこころを充たし、心根(人格)をつくるもの。だからこれから国を挙げて取り組むべきは、食のこころを耕す「農育」であり、当JAの「食農体験学習」のさらなる深化に期待したい。

〈文責〉コピーライター 小山寅哉

*1 ユニセフが2000年から行う先進国の子どもの調査分析報告書「レポートカード16」(2020年発表)より
参照 : 尾木 直樹 氏(教育評論家・法政大学名誉教授)、阿部 彩氏(東京都立大学 人文社会学部教授、子ども・若者貧困研究センター長)
 *2 ユニセフ「子どもの権利条約」は、子どもの基本的人権を国際的に保障するために定められた条約。前文と本文54条からなり、子どもの生存、発達、保護、参加の包括的な権利を実現する必要事項を規定。1989年第44回国連総会において採択、1990年に発効。日本は1994年に批准。

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ディスクロージャー誌 2022

おとなの食育 NO.38

「心の健康」のために脳をリセットする

古い常識を消去して新しい食習慣と生活習慣を



食習慣が変わるほどの食情報

私たちは過去に得た知識や経験を、行動基準にして生きている。その多くは自分に役立つかどうかの優先順位で情報処理され、ヒトの脳は都合のいい常識が支配している。こと健康知識についてはその傾向が強いようで、いったん信じ込むとフリーズしたまま。自己の見識を曲げないのは思考がぶれないようだが、偏った思い込みはただの頑固者。そうならないためにも、これぞという情報は常にキャッチして更新しておきたいものである。

 現代は過去の常識を覆すような情報に溢れている。例えば“世界一栄養がない野菜”と見下されていたキュウリに「ホスホリパーゼ」という脂肪分解酵素が大量に含まれていることが11年前に発見された。しかしいまだにNHKでも「キュウリは世界一栄養がない野菜」という古い常識のまま流している。この脂肪分解酵素は、従来型より分解力の強い新型で、“血液がサラサラ”になり、“体も温まる”という優れもの。脂っこいものが好きだけど避けている人には、すりおろしキュウリや漬物、酢の物と一緒に摂れば安心だし、旬の夏に限らず、年中楽しめるキュウリレシピを期待したいほど。
 また納豆は世界に誇る発酵食品だが、特にタンパク質分解酵素の一種「ナットウキナーゼ」のネバネバ成分は、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓を溶かすことで知られている。加えて近年納豆には「リゾチーム」という病原体溶解酵素が見つかっている。これは卵の殻の内側にある酵素で、強力な抗菌作用のおかげで卵は腐りにくいのだが、納豆は卵よりリゾチームが多いらしい。さっそく僕は、納豆に豆乳ヨーグルトを混ぜた自称「豆乳グルト納豆」を食し始めた。どっちも大豆の異種発酵食品、合わないはずがないハイブリットレシピ。爽やかな味覚が新鮮でクセになる。食習慣はなかなか変えられないが、食の新たな発見や知見は自分なりに試してみて、味覚が(おいしいと)記憶され“納得できる”なら新商品にもつながりそう。


生活習慣が変わるほどの健康情報

最近の新聞で目にとまったのは『1日6千歩で死亡リスク半減』(国際チーム研究、60歳以上)という記事(産経3月9日)*1。多くの人は毎日「1万歩」を目安に、気休めでなく真剣に歩いておられる。これは60年代、日本の会社が歩数計を「万歩計」として販売したのが一説らしいが、60歳以上では1日6千歩で死亡リスクが半減(平均3千歩/日との比較)するという研究結果。6千歩以上、1万歩でもリスクは下がらず、歩くペースの関係もみられなかった。6千歩というと(1歩約50㎝で3㎞。1㎞約10分として)1日30分ゆったり歩けば充分だった。とはいえ1万歩(約5㎞、50分/日)を習慣にしている方には、6千歩で切り上げることもない。余分の(2㎞、20分/日)月10時間がムダかムダでないかは捉え方次第、なにしろ継続が一番たいへんなことだから…
 「最新データをもう一つ『生活習慣改善で寿命長く』(80歳でも効果 阪大などチーム/産経6月6日)*2 この調査では「改善で寿命延伸につながる生活習慣8項目」を上げている。

❶果物の摂取(ほぼ毎日) ❷生鮮・魚介類の摂取(ほぼ毎日) ❸乳製品の摂取(週5日以上)❹習慣的な運動(週1時間以上)か歩行(1日30分以上) ❺適正体重の維持 ❻適量の飲酒(日本酒換算で1日2合以下) ❼喫煙せず ❽適正な睡眠時間(5.5〜7.4時間)

要点は、生活習慣病(高血圧など3つ以上)を抱える人が50歳、60歳、80歳の各時点で6項目以上実践していると、2項目以下の人に比べてそれぞれ8.7年、7.2年、3.8年寿命が長かった。また50代から7項目以上を実践した場合の平均寿命は男性87.7歳、女性92.5歳と推定され、日本人の平均寿命より男性約6年、女性で約5年長かった。「生活習慣の改善が長寿にとって重要なことを示した」(坂庭大阪大特任助教)というコメント。
 8項目中で効果が大きかったのは喫煙と飲酒。40歳時点で喫煙していない男性は喫煙者より約4年、飲酒量を1日2合以下に抑えている女性はそうでない人に比べて約5年寿命が長かった。これらの最新データをどう捉え、我が身にどう生かすかである。「8項目すべて続けるのは難しいが、半分の4項目を改善して2年長生きできればそれでよし」(「不良長寿」的にはこう考えるが思い通りになるかどうか…)
 生活習慣が寿命を決めることは明らかになったが、まだまだ「体の健康」関連情報ばかり。これから求められるのは「心の健康」をケアする医学的アプローチだろう。そのためにも脳は“ゆらぎ”(遊び/平静)状態を保ち、常に柔軟さを心掛けよう。

参考 『「不良」長寿のすすめ』(順天堂大学医学部教授/奥村 康 著/宝島社新書)
『「酵素」の謎 ーなぜ病気を防ぎ、寿命をのばすのか』(鶴見隆史/祥伝社新書)
*1 米国などの国際チーム15研究、計約4万7千人のデータ(7年間の追跡期間中、約3千人が死亡)を解析したもの。
*2 大阪大や北海道大などのチームが、全国の男女4万人以上の健康診断データなどを最大約20年分追跡し、生活習慣8項目と死亡時の年齢を集計。高血圧など複数の生活習慣病を抱えている人ほど延命効果が高く、80歳でも効果が確認された。

〈文責〉コピーライター 小山寅哉
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